私たちは、牛乳生産に特化した牧場運営を目指しており、効率化と省力化を実現することで、働きやすい環境を整えています。ミルキングパーラーの導入で安定した搾乳を行っているほか、地域の酪農家と共同出資でTMRセンターを設立し、飼料関連の作業をアウトソーシングしています。えさの種類や水分にもよりますが、乳牛1頭は1日にえさを60~70キロ食べます。乳牛を100頭近く飼う酪農家がTMRといわれる「完全配合飼料」を与える場合には、毎日数トンのえさを混ぜて牛に与える必要があり、この作業はとても重労働です。機械や設備を備えたTMRセンターであれば、個々の農家では対応しきれない多様な原料を使って、栄養バランスのとれたえさを安価に大量に作れます。栄養バランスのとれたえさを食べれば、牛は健康を維持して、おいしい牛乳をたくさん生産してくれるのです。